自社開発のインテリジェント・ペイメントゲートウェイ
2つの技術的強みで取引コンバージョン率を向上
デジタル経済の進展に伴い、企業の「顧客獲得コスト」は上昇を続けており、流入したユーザーを実際の取引へつなげるコンバージョン率も、海外事業の収益性を左右する重要な要素となっています。
「多くの加盟店が多額の広告費を投じて集客している一方で、決済時のシステム障害、決済チャネルの混雑、取引拒否、ページ表示の遅延などによって、ユーザーが購入を断念するケースがあります。その結果、獲得したトラフィックと集客コストの双方が無駄になってしまいます。」
Remas氏は、こうした課題に対応するため、Evonetが自社開発したインテリジェント・ペイメントゲートウェイを活用し、独自技術によって従来型決済システムの制約を克服することで、取引成功率とユーザー体験の大幅な向上を図っていると説明します。
「従来のクロスボーダー決済システムでは、単一かつ固定された取引ルートが採用されることが多く、清算銀行のシステムが混雑したり、決済チャネルに異常が発生したりすると、取引がそのまま拒否され、リカバリーの余地がほとんどありません。一方、当社のインテリジェント・ダイナミックルーティング技術では、取引データ、消費者の決済嗜好、各清算チャネルの成功率、手数料コストなど、多面的なデータをリアルタイムで取得・分析します。そしてミリ秒単位で、各取引に対して成功率が最も高く、コストが最も低い清算ルートを選択することで、不要な取引拒否を根本から減らします。」
また、Evonetが備えるインテリジェント・リトライ機能と柔軟なルート切り替え機能により、異常取引による購入離脱の解消にも取り組んでいます。
「利用可能額の不足や決済チャネルの一時的な障害などによって取引が拒否された場合でも、システムは単に『決済失敗』と表示するだけではありません。セキュアな取引データを自動的に再構成して再承認を行うほか、ローカル決済への案内を表示し、現地の電子ウォレットや銀行振込など、代替の決済手段へ切り替えて支払いを完了するようユーザーに案内します。」
Remas氏はさらに、市場では「決済は完了したにもかかわらず商品が発送されない」、あるいは「ネットワーク遅延によって二重に決済される」といった問題もたびたび発生しており、消費者の利益を損なうだけでなく、加盟店のブランドイメージにも深刻な影響を与えると指摘します。
「当社のインテリジェント・ペイメントゲートウェイは、決済プロセス全体の各ノードをリアルタイムで監視し、取引データをフィードバックすることで、コンバージョン失敗率の低減を図ります。これにより、加盟店は獲得したトラフィックの価値を守ると同時に、消費者の決済体験を大きく向上させ、リピート購入の促進にもつなげることができます。」